シンプルな透明の袋も、ラベルひとつで、カリフォルニア風に見せることができます。
輸入雑貨のお店で販売されていたカリフォルニア産ドライフルーツ「California Crisps(カリフォルニアクリスプ)」のパッケージを参考に、カリフォルニアの雰囲気を感じさせるパッケージの作り方についてご紹介します。
ドライフルーツ(ストロベリークランチスライス)
ドライいちご×9g
691円
カリフォルニアクリスプ
http://www.7seas-pata.jp
シンプルな透明袋を、リボンで可愛くアレンジ
袋は、シンプルな10cm×15cmサイズの透明タイプの平袋。袋の上下にある熱シール部分は、日本製と比べるとあまり綺麗ではなく、さすがは輸入品といった感じ。しかし、そんな綺麗過ぎないところがプラスに作用して、どことなくカッコよさが出ています。
上部の熱シール部分にパンチのようなもので穴が空けてあり、そこに赤色のリボンが巻かれています。平袋の上部をリボンで飾る方法は、コスト面も抑えつつ、簡単な作業で可愛らしいパッケージになるので、ぜひ使いたいテクニックです。
白の英文テキストと余白を使ってカリフォルニア風に
袋の中央に透明のラベルが貼ってありますが、白のインクで印刷された英文のテキストが、今回のテーマである「カリフォルニア」の空気感をうまく演出しています。十分な余白の中に英文があるのもポイントです。
透明と白文字の組み合わせは、光の反射などもあり情報は伝わりにくいです。今回のケースのように、雰囲気・空気感を伝える役割として使うと良いでしょう。
輸入品への識別表示・表示義務について
裏面の食品表示も、表面と同様に透明のラベルに印刷してあります。少し見えにくいですが、表組みのパターンで、名称、原材料名、内容量、賞味期限、保存方法、原産国名、そして輸入者が記載されています。
通常、国内で販売する商品の包装容器には、識別表示の記載が義務付けられています。本来であれば、この商品にも「プラマーク」を印字するべきかと思いましたが、識別表示のルールを確認してみると、経済産業省のホームページに、次のように書かれていますした。
これらの指示がない場合には、容器包装の表面に印刷・ラベル、刻印による日本語表示のある商品に対して表示の義務があります。その際、多重容器包装においては、日本語表示のある容器包装に、他の構成部材の識別表示を一括して表示することが認められています。
つまり、この商品の表面のラベルは全て英語表示でしたので、識別表示マークの表示義務はないことになります。輸入品においても、包装容器の表面に日本語の印刷がされている場合は、プラマークや紙マークの表示義務がありますので、気をつけましょう。
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