キッチン菜園!?スタンドパックを使った栽培キットのパッケージ

パッケージのチカラで、新しい顧客を獲得する。

ハーブや野菜の栽培キットを製造販売されている「聖新陶芸(せいしんとうげい)」さんをご存知でしょうか。「暮らしの中で植物を育てる喜び、取り入れる楽しみ」をテーマに、かわいいデザインの栽培キットを多数販売されている愛知県の会社さんです。

栽培というと、プラスチックや茶色の鉢に土を入れて、種を入れて、毎日水やりをして・・・と、個人的に少し面倒くさいイメージをもっていましたが、聖新陶芸さんの商品のパッケージをお店で見かけてから、「自分もやってみようかな」という気持ちに。完全に、商品パッケージに心を動かされてしまいました。

ご紹介するのは、最近人気があるパクチーの栽培キット。私が興味をもったのは、パッケージにチャック式のスタンドパックが使用されている点です。食品や雑貨では多くみかけるスタンドパックが、まさか栽培キットに・・・スタンドパックの利用方法に面白さを感じました。

パクチー 栽培キット スタンドパック

育てるスープ / ちょこっと野菜作りキット
パクチー
480円
聖新陶芸株式会社

スポンサーリンク

清和さんのスタンドパック

パッケージのベースに使用されているのは、包装資材メーカー「清和」さんが販売されているチャック付きのスタンドパック。ナチュラル系の商品にぴったりなクラフト材質の袋です。

清和さんの袋はもともとお茶用に製造されていますが、コーヒー袋などでもよく利用されているのを見かけます。栽培キットとしての利用は、かなり特殊なのかもしれませんが、その分、購入者に伝わるインパクトが強いのも事実。従来のパッケージにとらわれることなく、新しい発想を取り込むことで、新しい顧客へアプローチするチャンスが増えるかもしれません。

 

製造会社清和
購入可能場所パッケージ通販
商品番号11558
商品名チャック付AクラフトALスタンド120×200
サイズ120×200×55mm(幅×高さ×マチ)
販売単位50枚
単価29円
スポンサーリンク

インパクトのあるヘッダーカード&紐

この商品は、商品ラベルの代わりにヘッダー(カード)が使われています。袋の上を、パクチーのイラストや商品名がデザインされた厚紙で挟み、両サイドを丸い透明シールで固定しています。ヘッダーは、ラベルと比べると、情報を載せる面積をより広く使えるのが特長です。

また、カードの上部には紐が掛けてあります。清和さんの袋は、もともと穴があいていないため、ヘッダーを掛けたあとに、袋と一緒に穴をあけ、紐を掛けられたのだと思います。このような仕掛けも、消費者の目を引くのに役立ちます。参考にしたいパッケージングのテクニックです。

ヘッダーを使ったパッケージは、他でも紹介しています。

「アイキャッチ」におすすめヘッダー付きパッケージ
ミネラル工房さんの白いダイヤという塩のパッケージがとてもオシャレ。思わず手に取りたくなるパッケージの特徴を紐解きます。

栽培キット 清和 スタンドパック

スポンサーリンク

パッケージの表面のデザイン

■商品名と、赤と緑を使った可愛いパクチーのイラスト。右下には栽培キットのアイコン。
スタンドパック ヘッダー 清和

■サイドには、外国人を意識した英文。
ヘッダー 栽培キット

スポンサーリンク

パッケージの裏面のデザイン

■色を使わず、全体的に落ち着いた印象。シンプルで情報が読み取りやすいです。
栽培キット パッケージ 裏面

■パクチーの育て方が分かりやすいイラストと一緒に。パクチー 栽培キット 清和 パッケージ

■紙マークとプラマーク。そして、外国人を意識した「Made in Japan」の文字。
ヘッダー 裏面 

スポンサーリンク

栽培キットの中身

栽培キットの中身には何が入っているのでしょうか。袋に直接土を盛るのかと思いきや、黒のカップが一緒にされていました。もちろん、丁寧な説明書とパクチーの種も一緒です。

準備は簡単。子供たちの栽培体験にもおすすめです。
1.スタンドパックから内容物を全て取り出して、上部8センチぐらいをカット
2.カップに土を入れて、水で湿らせる
3.スタンドパックにカップをセット
4.種を蒔く
5.パクチーの発芽、成長を待つ

パッケージ通販 後印刷加工 清和 名入れ

■袋に入った土と柔らかい黒のカップ、そして種と説明書が入っています。栽培キット 中身

スポンサーリンク

清和さんの後印刷加工サービス

紐をほどいて、ヘッダーを外すと、名入れされた素のパッケージがお目見えです。「PHAKCHI FOR GROW」の文字は、清和さんの「後印刷加工」で印刷されたものか。シンプルながらも、クラフトの素材とすごくマッチしています。

清和 後加工 名入れ

後印刷加工の費用は、パッケージ通販さんの専用ページで詳しく紹介されています。このパッケージをつくったときの費用を、ホームページを参考に算出してみたいと思います。

■100袋製造した場合・・・単価121.4円

袋代2,340円
後印刷加工代4,800円
データチェック代2,000円
版代3,000円
合計12,140円

■500袋製造した場合・・・単価39.5円

袋代9,950円
後印刷加工代4,800円
データチェック代2,000円
版代3,000円
合計19,750円

■1,500袋製造した場合・・・単価24.9円

袋代27,600円
後印刷加工代4,800円
データチェック代2,000円
版代3,000円
合計37,400円

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました