失敗したくないヒートシーラー選び。
おすすめメーカーと購入場所を分かりやすくご紹介します。
ヒートシーラーとは?
まずはヒートシーラーについて簡単にご紹介。
ヒートシーラーは、袋の開け口を溶着シールする機械のことです。食品の長期保存や雑貨をラッピングする時に利用され、シーラー、熱シール機とも呼ばれています。袋の開け口を留めることで密封状態にし、食品の酸化や虫・ほこりの進入を防ぐことができます。
例えば、レトルトカレー、インスタントラーメン、スナック菓子など、お店に陳列してある加工食品の殆は密封された袋に包装されていますよね。袋を密封状態にするのが、シーラーの役割です。
最近は、お菓子や食材を小分け包装したりネット通販の商品を包んだりと、家庭で必要とする人も増えてきているため、ハンディータイプや軽くて小さいタイプのものも多く安価で販売されています。
そんなヒートシーラーですが、インターネットで調べると様々な通販サイトでたくさんのメーカー・種類が販売されています。種類が多すぎて結局どれを選んだらいいのか迷った場合は、これから紹介するヒートシーラーを選ぶときのポイントや購入場所を参考にしてください。
どのメーカーがおすすめ?
インターネットでヒートシーラーについて調べると、様々なメーカーが販売されていますが、ずばり「FUJIIMPULSE(富士インパルス)」さんのヒートシーラーがおすすめです。国内で一番利用されているのが最も大きな理由です。
富士インパルス
国内トップシェアの品質
仕事柄、食品雑貨を製造販売されている方とよくお話しますが、スタッフの方が自分で袋詰め・シールをしているお店では、ほとんどが富士インパルス製を利用されています。
これだけ利用されているメーカーであれば、まず品質において間違いないでしょう。
ヒートシーラーは商品包装の度に使う機械なので、故障して万一修理が発生したらすごく困ります。そういった意味でも、利用者が多く、長期間安定して利用できる(信頼できる)メーカーがおすすめです。
用途に合わせた選択肢
富士インパルスさんのホームページをみてもらうと分かりますが、ヒートシーラーといっても、家庭でも使える軽量タイプからガス充てんまでできる高性能のものまで様々です。
一般雑貨やお菓子などの包装に使うのであれば、次に紹介するポリシーラーやショップシーラーで十分です。
・ポリシーラー:軽くて移動・収納もしやすいスタンダードタイプ。
・ポリシーラーカッター付き:シールした後に余分な袋を切り落とせます。
・ショップシーラー:袋を両手で持ったままシールできます。お店に馴染むデザイン。
・茶袋シーラー:厚手のラミネートフィルムに対応しています。
便利な機能
富士インパルスさんのシーラーについている便利な機能。それが「シール終了合図音」。
シーラーは、2枚以上の袋(フィルム)を熱で溶かしてお互いを引っ付ける役割をするのですが、意外とシール終了の判断が難しく、袋が溶けすぎてシワシワになってしまうことがあります。これが商品として使えないレベルになれば、袋のロスに繋がります。
家庭で小分けした食品をシールする程度の利用であれば問題ありませんが、商品として販売するのであれば、やはり綺麗な包装は欠かせません。
「シール終了合図音」機能は、「ピッ」という音でシール完了を知らせてくれるので、作業者の感覚に頼る必要がなく、誰が何度やってもほぼ同じ品質で仕上がります。
■ピッという音はこちらの動画で確認できます。
テクノインパルス
富士インパルスさんが販売されているヒートシーラーよりさらに小型のタイプで、「テクノインパルス」さんのクリップシーラーがあります。家庭での食品保存や薄いスタンドパックの包装におすすめです。
■家庭・キッチン用品として。基本的な使い方はこちらの動画で確認できます。
■液体の入ったスタンドパックにもクリップシーラーは活躍します。
シーラー選びのポイント
はじめてシーラーを購入する場合は、富士インパルスやテクノインパルスのシーラーを選べば間違いないことをお伝えしました。ただ、富士インパルスさんのシーラーといっても、種類がたくさんあって、何を基準に選んだらいいのか迷ってしまうかもしれません。そんな時は、どういったシーンで利用するかをイメージしたうえで、次の点を考慮すると良いでしょう。
形状
シーラーを選ぶにあたり、まずは対象の商品と使う場所について考えます。
・液体の入った袋をシールする場合は、袋を立てたまま、上部からシールできた方が便利なので、テクノインパルス製のクリップシーラーが良いでしょう。
・お菓子や雑貨を、家やお店の狭いスペースでシール作業する場合は、富士インパルス製のポリシーラーが軽くてすぐに移動できるので便利です。
・両手で袋をしっかり持ってシールする必要がある場合は、同じく富士インパルス製のショップシーラーがおすすめです。お店の見えるところに置いても違和感のないデザインです。
シールできる袋の最大横幅
シーラーによって、シールできる横幅に限りがありますので、商品を包装する袋の横幅を事前に確認しておく必要があります。20cmで収まるサイズか、または30cm必要か等です。
シールできる袋の厚み
ご利用の通販サイトを参考に、袋の厚みを確認して対応したシーラーを選びます。
ミクロン表示の場合は「1μ(ミクロン)=1/1000mm」でミリに変換できます。
(例)平袋は2枚のフィルムを貼り合わせます。それを考慮すると、、、
・0.1mm以下対応のシーラーの場合、50μ以下の平袋
・0.2mm以下対応のシーラーの場合、100μ以下の平袋
・0.5mm以下対応のシーラーの場合、250μ以下の平袋、または125μ以下のガゼット袋
価格
価格は、安く購入できることに越したことはありません。
モノタロウ、シモジマ、cotta、ニコノス、パッケージ通販、JFストックパック、TOMIZなど、普段からお世話になっているサイトで比較しましたが、結果としてアマゾンで買うのが一番安いことが分かりました。メーカーがアマゾンを通して直接販売されています。
おすすめシーラー一覧表
各シーラーごとに、袋の横幅、シールできる厚み、重量、価格を一覧にしました。
商品画像や価格をクリックすると、アマゾンの商品ページに遷移します。
※価格は、2018年7月現在のものです。
商品 | 商品名 / メーカー | 横幅 | 厚み | 重量 | 価格 |
クリップシーラー Z-1 テクノインパルス | 20cm | 0.1mm以下 | 0.2kg | 3,300円~ | |
ポリシーラー P-200 富士インパルス | 20cm | 0.2mm以下 | 2.2kg | 14,146円~ | |
ポリシーラー P-300 富士インパルス | 30cm | 0.2mm以下 | 4.0kg | 35,851円~ | |
ショップシーラー FS-215 富士インパルス | 20cm | 0.2mm以下 | 5.2kg | 32,999円~ | |
ショップシーラー FS-315 富士インパルス | 30cm | 0.2mm以下 | 5.8kg | 37,521円~ | |
茶袋用シーラー T-130K 富士インパルス | 12cm | 0.5mm以下 | 6.7kg | 55,000円~ | |
茶袋用シーラーT-230K 富士インパルス | 22cm | 0.5mm以下 | 9.7kg | 69,000円~ |
コメント